相手の知らない「過去の話」は大幅に塗り替えて話される。
私が入社する3年ほど前、
会社が潰れかけてしまった、
という話を聞きました。
10年前に会社を興して、
5年目くらいに潰れかけたらしいのです。
自己愛社長から聞いた、
会社が潰れかけてしまった理由。
それは。
「話の通じないお客さんに逆恨みされて、
私とは付き合わないほうが良いとか、
いろんな嘘を他のお客さんに言いふらされたの。
本当に辛かった。
盗聴までされて。
私の動きが全部つつぬけで、
家から出られなくなったの。
うちの会社(私)は何も悪いこと
したわけじゃないのよ。」
いろんな疑問が湧き出てきます。
・何もしてないのにそんなキチガイなことするお客さんいるの?
・盗聴とかヤバそうなのに警察に言わなかったの?
・何かクレームとかの対応しなかったんじゃないかな?
もう、話の辻褄が合わない合わない。
それでもひたすら、
どれだけ自分が辛かったか。
どれだけ自分が悪くないか。
どれだけ相手が悪いか。
を、延々と一方的に話してきます。
突っ込んだところでお話にならないので
「ものすごく大変な経験をされたのですね」
としか言えません。
こんな会話の積み重ねで、
自己愛社長の言うことを
一言も信じられなくなっていくのです。